もの忘れ外来

もの忘れ外来について

もの忘れは誰にでも起こりますが、なかには認知症やアルツハイマー病などによって引き起こされているケースがあります。もの忘れ外来では、もの忘れの原因をさまざまな検査から明らかにし、診断結果に応じた治療を行います。症例によっては、ご家族の協力やケア、介護福祉サービスのご利用に関するアドバイスなども可能です。もの忘れの事実や日常生活内での違和感はそのままにせず、ぜひ当院にご相談ください。

老化と認知症のもの忘れの違い

老化のもの忘れは、体験の一部を忘れているに過ぎず、体験した事実は記憶に残っています。しかし、認知症の場合は体験した事実を忘れてしまっているという点で、老化と認知症のもの忘れは大きく異なります。さらに日常生活にも支障をきたし、進行も比較的速く、一人で生活するのが難しくなっていくのです。以下のような症状が疑われる場合は、できるだけ早く受診するように心がけましょう。

  • もの忘れがひどい
  • 判断や理解することが遅くなった
  • 時間や場所がわからない
  • 人柄が急に変わる
  • 不安感が強い
  • ぼんやりとしている事が多い

検査・治療について

まずは問診を行い、現在のお悩みや日常生活で困っていることや違和感などについてお伺いします。その後、認知機能テストや心理テスト、採血や脳の検査などを行い、一人ひとりの症例に合わせた診断を行っております。ご家族が同居されている場合は、生活自立度や介護負担度、生活の自立や介護福祉サービスのご利用状況などの調査へのご協力をお願いしております。
もの忘れが精神的な要因による場合は、原因を特定するためのさらなる検査や治療の提供が可能です。認知症の場合は、記憶障害や判断能力の低下を元に戻す治療法は現段階で確立されていませんが、アルツハイマー病の場合は薬によって進行を抑えられる症例もあります。認知症やアルツハイマー病、うつ病など、もの忘れに関連するさまざまな病気と一緒になって向き合い、できるだけ日常生活に支障をきたすことのないようにサポートしてまいります。

当院で行っている主な診療

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